
【EN】
The black text represents hurtful discriminatory words; the white text is a humorous response that flips these words around. When holding the sticker, the black text of discrimination is obvious from a distance, while the flipped white text can only be seen up close—just like understanding and empathy require us to get closer and pay attention.
The inspiration for this sticker comes from the word “Queer.” It originally meant “strange” and was once used to belittle LGBTQ+ people. Later, the queer community chose to embrace and accept it, turning “Queer” into a symbol of identity and pride. This sticker continues that spirit—using creativity and humor to turn discrimination into power.
【JP】
創造的に人権・平等を開く:大港開唱でのクィア・ステッカー・アクション
地域に合わせたキャンペーンは、台湾基地協会が得意とするアプローチです。2024年、基地協会は台湾・高雄を代表する音楽フェス「大港開唱(メガポート・フェスティバル)」に招待されました。生命力にあふれ、自由を愛する音楽ファンが集う会場の至るところに、多彩多様なステッカーが見られます。そこで私たちは、ジェンダー平等を広める主なツールとして、ステッカーを採用することにしました。
デザインの着想:クィアのプライドを抱きしめて
本シリーズは「クィア」という言葉の由来から着想を得ました。歴史的に「クィア」は「奇妙な」という侮蔑的な意味で、同性愛者への蔑称として差別的に使われてきました。しかし当事者コミュニティはこの言葉を自ら引き受け、再定義し、アイデンティティと誇りの象徴へと転換してきました。本ステッカーはその精神を継承し、創造性とユーモアによって差別を力へと反転させることを目指しています。
視覚的な仕掛け:視点を変えて世界を見る
デザインには次のような象徴的な意味が込められています。
- 黒い文字: 社会の中で可視化されている差別や偏見を表現しています。
- 白い文字: 一見すると目立たないが、角度を変えると文字が光の下で浮かび上がります。これは、ユーモアや異なる視点から向き合うことで、深刻な差別を解消できることを示唆しています。
- カラフルな背景: 各色はLGBTQ+コミュニティを象徴する色に対応し、多様性が共存する美しさを表現しています。
現在、全10種類のデザインを展開中です。ぜひ自由に手に取り、この「反転させる力」を日常のあらゆる場所に貼ってください。
ステッカーのラインナップ
- 乱交大好き / でもゴム着用
- 男も女も両方OK / 性別ではなく君がほしい
- 淫らに脱いでセックスパーティー / ゴムがあれば怖くない
- 男?女?それともオネエ?/ 自由なファッション、私の誇り
- オカマは俺に近付くな / 抱きに来いよ、俺は待つ
(※台湾華語の「愛上」は「恋に落ちる」と「挿入する」という二重の意味)
- エイズになったら愛されない / 愛されなくても僕は僕
- ヤリチン、ヤリマン、持ち帰り/ 合意の上なら喜んで
- ボイは男のなりそこない / 新世紀の女たち、自分が愛したい人を愛して
- U=U / 検出限界未満なら感染しない
- PrEPでできるHIV予防 / 男女、タチウケ関係ない
(※台湾のLGBTQ+コミュニティでは、1=タチ、0=ウケを指す)
お知らせ
実際の普及活動の中で、多くの子どもたちが鮮やかなデザインのステッカーに惹かれていることが分かりました。一方で、クィアシリーズの一部にはやや刺激的で率直な表現が含まれています。保護者の方々が安心でき、かつ早期の人権教育につながるよう、本シリーズのうち2種類のステッカーを子どもにも適したHIV予防教育の内容へと特別に調整しました。